仕事が立て込んでいる時期は、体は疲れているのに、
頭だけが休まらない夜があります。
会議のこと、返していないメール、明日の予定……。
灯りを消して横になっても、考えごとだけが続いてしまう。

そんな日は、無理に眠ろうとはしません。
私は、まず沈香を一本焚きます。
沈香の香りは、華やかではありません。
ふわっと広がるというより、ゆっくり空気に溶けていくような香りです。
燃焼時間はだいたい20〜25分。
ちょうど、気持ちを切り替えるのにいい長さです。
「雪域聖境」シリーズは、沈香粉や白檀粉、高原植物を使った落ち着いた香りが特徴。
刺激が強すぎず、夜の空間になじみやすいのが魅力です。
残業が続いた日の夜は、「朗玛月光」を選ぶことが多いです。
ウッディで静かな印象が、部屋を心地よい温度に整えてくれます。
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眠れないというより、まだ気持ちが「仕事モード」のままなのかもしれません。
そんな時は、香炉を寝室の少し離れた場所に置いて、煙の動きを眺めます。
無風の部屋で、煙がゆっくりと水のように流れていくのを眺めていると、呼吸も自然と深くなります。
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もう少し落ち着いた、重厚感のある雰囲気にしたい時は、純銅の丸香炉を選びます。
銅のしっとりとした質感があると、香りもどこか穏やかに感じられます。静かな夜の質を上げてくれる道具です。
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沈香は、すぐに眠るためというより、
乱れた睡眠リズムを整え、仕事の時間と夜の時間をゆるやかに分けるための境界線のような存在です。
香が燃え尽きるころ、ささくれていた気持ちも、少しずつほどけていきます。
夜が深くなる前に、ほんの20分🕐
それだけで、明日の朝が少し軽くなる気がしています🌅


